産業廃棄物処理や解体は大阪市の株式会社日本リサイクル NIHON RECYCLE

電話

先輩たちのインタビュー

工場オペレーター/勤続年数5年以上
M(30代・男性)

頑張りは、
自分にしかない武器になる

◼️ 経験に左右されず、自分次第で成長できる環境

以前は鉄鋼関係の仕事に就いていましたが、経験がモノを言う世界だったこともあり、将来性に不安を感じていました。この会社に入社したのは、知り合いに誘われたのがきっかけ。“産業廃棄物を扱う”ということで悩みましたが、経験に左右されずに活躍できると思ったこと、業界・会社の安定性が決め手でした。入社して5年以上経ちましたが、一緒に働く人は真面目な人ばかり。遅刻するような人はいませんし、みんな相手のことを考えて仕事できる人ばかりです。
一時期よりも人が増えて今は50人の大所帯。チームにも活気が出て明るくなったなぁと感じます。

僕自身、成長を感じる場面もあります。特に気づいたのは「一人ではできない」ということです。作業効率を上げるためにも、自分一人で仕事をするのではなくチームで働く…新人も中堅もベテランも関係なくみんなで分散すれば体力的にも楽になりますよね。一人一人考え方が違うからこそ、コミュニケーションを取って、相手の話を聞くことが大切だと思います。その結果、仕事内容も良くなるから、やっぱりチームワークが大事なんだと気づくことができたんです。

◼️ 仕事について

入社後はトラックで運ばれてくる産業廃棄物を処理方法ごとに仕分けていく仕事に着任しました。仕分けには機械を使って分けるのと、手作業で分けるのと2種類ありますが、最初は手作業から。工場の基本となる大切なポジションです。ここで仕分けの基礎知識やリサイクルの大切さを、身をもって実感しました。

ここで働いているとやっぱり人並みに「なんでこんなにゴミが出るんだろう?」とか考えるんですよね。でも、誰かがやらないといけない。こんな仕事…って思っていたこともあったけど、入ったら誰かがやらないと綺麗にならないし、再利用もできないんだって気づきました。それを感じてから「地球のために仕事をしている」と思うようになってきましたね。

ゴミは例え不景気でも出続けます。大阪は万博も控えているので需要が高まるし、重機を扱える技術は他に行っても通用するスキルでもあります。これから忙しくなりますよ。

■ 何歳だってスタートできるサポート体制

会社では新しい重機の資格を取るために一週間の休暇や資格取得費用、休暇中の給料保障までしてくれます。そういう意味では年齢が高い方だとしても、今から技術を身に着けることはできるので安心していただきたいです。ただ、手厚いサポート体制だからこそ、落ちたら恥ずかしい、という気持ちもありますが(笑)。

実際、中途で入って先に入った人よりも技術力を付けている人もいます。会社自体が実力主義に変わってきていますし、ちゃんと能力で評価されます。頑張った分だけ給料や待遇に変化が出るので、会社は見ていないようでちゃんと見てくれていると感じて仕事ができる職場だと思います。

◼️ 経験は技術

入社時から機械の操作ができていたわけではありません。最初はフォークリフトすら操縦できませんでした。ここで免許を取得して、練習を重ねて、ようやくできるようになりました。先輩方に丁寧に教えてもらえたおかげでもあります。重機も経験が浅いと使いこなせません。僕も運転技術がついたので、最近はゴミを一度平らにして作業効率をあげるという技を実践できるようになりました。重機を使うメンバーが仕分けしやすい状態を作れれば、その後に続く工程のメンバーの仕事が早くなります。僕らが頑張らないと全部最後に回っていくのは手でやっている人たちなので、自分以外のスタッフが仕事をしやすいよう配慮してきたし、それを実現できるようになってきたんです。

もちろん他のチームには別の考え方があるからお互い尊重しつつ、いかに作業効率を上げていくかを一番に考えています。
僕自身ももう何でもこいよぐらい成長したし「負ける気せーへんわ」と思っています。そういう人が増えていって、みんなで作業効率を上げていきたいです。一人に負担が偏ったりするのではなく、みんなの頑張りがみんなの仕事を楽にしていくことに繋がるようにしていきたいです。

営業職リーダー/勤続年数20年以上
Y(40代・女性)

営業という名の
“お客様の良きアドバイザー”

◼️ 商談相手は工事現場の所長さん

実は私、事務で入社したんです。電話応対や書類の作成をメインにしていたのですが、入金などの件でお客様と電話で話すことがけっこう多くて。いつの間にか仲良くなって話がはずむようになるんですね。それを見ていた上司が「営業の方が向いてるんじゃない?」と言ってくださって。それで営業に転向しました。

はじめは、“更地があれば、どこの会社が工事を担当しているかを調べて営業する”という新規開拓が中心だったので慣れるまでは緊張しましたね。工事現場の責任者でもある所長さんと話すのですが、ちゃんと話してくれるのか不安だったり。でも行ってみたら、ちゃんとお話を聞いてくださる方が多くて安心しました。弊社ではない別の業者さんにすでに決まっている場合でも「もう決まってるよ」と優しく言ってくださる方ばかりですし。思ってる以上に営業しやすいと思います。仲良くなった所長さんが他の所長さんを紹介してくださるようになり、お客様も増えていきました。

◼️ 信頼していただくために

「日本リサイクルさん」と呼ばれるより、「Yさん」って呼ばれるほうがうれしいので、名前で呼んでいただけるようがんばっています。名前で呼んでいただけるということは、“私”という人間を覚えていただいているという証になると思っているので。そのために最低でも1週間に1回は訪問したり、「お元気ですか?」と電話をしたり。所長さんとの接触回数を増やすことを大切にしています。
また、お客様から聞かれたことに対して、全て答えられるよう努力を常にしています。それでもたまに、その場で答えられないことも。そのときは次の日には必ず答えられるよう上司に聞いたり、役所に電話をして確認したり、すぐ行動します。
営業を始めて20年ぐらい経ちますが、いまだ勉強の日々です。今までOKだったものが急に有害指定され、処分方法が変わることもしばしば。仲良くなったお客様から「これ、知ってるか?」と教えていただくことも。ゼネコンさんの品質環境管理課とかに行って情報収集したりもしています。
産業廃棄物は法律がどんどん変わっていくので、自分でもきちんと理解していないとお客様に説明ができません。また廃棄物処理の価格も分かっていないと、お客様にも工場にも迷惑がかかってしまいます。「自分の仕事には関係ないかも」と思うようなことや、本来はお客様が行うようなことも引き受けますし、私からも「やっておきますね!」と進んで引き受けることも。そうすることでお客様の手間が省け、次も依頼してくださるようになりますし、何よりも自分自身の勉強になります!特に役所関係の工事をされているお客様からはいろいろ問い合わせをいただきますね。時にはお客様に代わって私が環境局の方とお話することも。営業というより、アドバイザーに近いかもしれません。でもそのほうがお客様に頼られていると実感できますし、仕事も楽しいですね。

配車部リーダー/勤続年数7年以上
M(30代・男性)

司令塔として
スムーズな運搬に貢献

◼️ 各ポジションの仕事を支えるポジション

配車部の役割は大きく分けて2つ。各現場へ産廃の回収に向かう自社のトラックの配車。そして帰ってきたトラックや直で産廃を持ち込まれるお客様のトラックの誘導です。

現在2トン車から15トン車まで100台くらいのトラックを保有しています。産業廃棄物の運搬量や内容物、回収希望時間などによって、どのトラックを向かわせるのか、を割り振っていきます。基本は朝イチの段取りですべてを決めていきますが、7時出発など朝が早い時は前日から行き先を伝えます。また出発時にはできるだけ現場に間に合うように、各ドライバーに現場までの地図も渡します。この段取りをきちんと行わないと多くのお客様、ドライバー、工場メンバーに迷惑がかかるので配車係の腕の見せ所です。

産業廃棄物を回収して帰ってきたトラックに対しては荷物を降ろす場所に誘導します。産廃の種類によって焼却炉に持っていくのか?その前に仕分けが必要か?に分かれます。どんなものがどれだけの量積まれているか?を見極めながら卸す場所に誘導するのが私の役目。自社のトラック以外にも、お客様が自分のトラックで直接持ち込まれるケースもありますが、同じような対応をします。繁忙期は9月~3月ぐらいまで。4月の決算期を終えると、仕事量が少し落ち着きます。

◼️ 失敗も大切な経験

慣れないうちはけっこう苦労しましたね。たとえば上から見た時には紙や段ボールしか積んでいないように見えるので、焼却炉へ誘導します。ところが実際には見えない部分に石膏ボードを積んでいたりして、そうなると直接焼却炉に持って行ってはいけないんですね。このように混載している場合も多いので、1台1台が何を積んでいるか?を把握することが大切。今では帰ってきたトラックを直接見に行き、トラックの後ろ扉を開けて確認するようになりました。事前に確認できれば、誘導する場所を間違うこともありません。また「これは時間がかかりそうなので、先にこっちを降ろそう」など優先順位をつけることができます。そうすれば、ムダにトラックを待たせることもなくなりますからね。さらに工場や焼却炉で待機しているスタッフにも「次これぐらいの量が来るぞ」と伝えられます。報・連・相に関しては徹底して行うことで、現場が働きやすくなるように工夫しています。

◼️ もっと居心地のいい職場に

全く畑違いの世界から飛び込んできましたが、先輩たちが丁寧に教えてくれたおかげで、少しずつわかるようになっていきました。機械やトラックの動かし方はもちろん産業廃棄物の種類による処理の仕方の違いとか、トラブルがあった際の対処方法に至るまで。たとえば雨の日なんかは砂利道にはまってトラックが動けなくなることがあります。そんな時のために最初は先輩が同乗して対処法を教えたりもします。またユニック車で積載物を吊り上げる際には、絶対にトラックの後ろに立ってはいけません。ワイヤーが切れたら10数メートルも滑り落ちることがあるので、非常に危ないんです。そういったことも徹底して教わりました。

みんなに親切に教わった分、私もきちんと教えていこうと思っています。仕事がイヤで辞めた人はここ3年いません。それぐらい社内の雰囲気がいいんです。ドライバーも20代~60代と幅広いけど、みんな仲いいですね。私が中国出身ということもあり、日本語が苦手なスタッフには通訳をしてあげたりもしています。そうやってみんなが円滑にコミュニケーションし、組織全体でさらに効率よく仕事ができる環境を作っていきたいです。

ドライバー/勤続年数5年以上
K(30代・男性)

社員同士のおもいやりから
働きやすい環境が生まれる

◼️ 情報交換が要のドライバーの仕事

ドライバーの仕事は主に2つです。建築系の現場や会社に置いてあるゴミの入ったコンテナを回収すること、もう一つは次に出るゴミを入れておいてもらう空のコンテナに入れ替えることです。コンテナを置いていない会社は手でゴミの積み込み回収作業を行うこともあります。配車部のリーダーがその日に向かう現場を前日か当日に割り振ってくれるので、指定された場所4〜5件を一日に回るのが我々の仕事です。

▲初めての現場でも、先輩が現場の懸念点をしっかり申し送りをしてくれているので安心です。

ドライバーは全部で30人くらいいて、年齢層は20代が中心ですが、上は60代の方もいます。
新人さんは研修を2・3日やったら一週間後には一人で現場に行ってもらいます。とはいえ移動中は一人でも、現場や会社に戻ってきてからは誰かしらがいます。そういうときにする何気ない会話は、現場の情報交換でもあるんです。弊社は各現場を担当制にはしておらず、効率よく回れる現場を回る形式。そうすると自分が次に行く現場の特徴を、すでに知っている人がいたりします。ただの雑談ではなく貴重な情報をもらえるんですよね。
現場間の移動時間も長くて1時間程度なので、寂しさを感じることもないのは良いところです。ちなみに生ゴミはありません。建築現場とか、建物などを取り壊した時に出たものなので、大きい材木やビニール、プラ、段ボール、不燃のものなどがメインです。

▲申し送りや現場時間などを記載します。

◼️ 何よりも「安全運転」

以前は事故もあったんです。時間に遅れそうで焦ってしまったりして、接触事故やコンテナをぶつけるなど色々。もちろんドライバー保険には入っていますが、そういうことはない方がもちろんいいです。焦って事故を起こしたら、代わりのドライバーを手配したりして結局現場に遅れてしまいますからね。事故を減らすために、もし遅れそうになったときは現場に電話を入れて「ちょっと遅れそうです」って言えるようにしました。
以前は、現場によって積み込みをサポートしてくれるところとしてくれないところで差が激しかったんです。なので今は営業とも協力して、現場に着いたら先方の会社の人たちにも積み込み作業を手伝ってほしいと事前に言ってるんです。それがあるのとないのでは作業時間が全然違う。それで余裕ができれば、時間にゆとりもできて事故が減ることに繋がります。安全運転が一番です。それでも事故を完全に0にすることはできませんが、何よりも「日本リサイクルの看板を背負って走ってるんやから」っていうのを言い続けたことで、事故をグッと減らすことができました。

◼️ 会社全体で働きやすい環境づくりをサポート

新人さんが成長して時間や作業にゆとりを持って行えるようになるとやりがいを感じますね。昔は22時くらいまで残業することもあったんですが、周りの成長もあって今は17時や18時くらいに終わるんです。

▲先輩たちのリアルなタイムカードです。繁忙期ではたまに20時がありますが、殆ど19時前に退勤しています。

取りづらかった有休も取りやすくなったし、手で積み込みをしなければいけない現場には2〜3万円の手当がつくといった、モチベーションを上げる施策を会社がやっているんです。人は辞めなくなりましたね。
僕自身も入社当時は心が折れそうになったこともあります。それが経験を重ねて要領が良くなって、体も慣れてきて、筋力も上がって全然違ってきました。継続は力なりですね。
そうやって長期的に働ける職場にしていきたいと考えています。せっかく入社したのに、年齢が上がると働けなくなるような職場になるのは嫌なので。トラックに乗り続けられる方にはぜひ乗り続けてほしいですよ。
そのために、僕を含めいろんな人がテクニックを教えます。意外と自分独自のやりやすい作業方法を見つけた方が効率が良くて。そのためには色んな人のやり方を知っていた方がいいですからね。僕自身、ぬかるみにハマったときの運転テクニックなどを教えてもらいました。危ない経験をしてきたからこそ、新しく入って下さった方が苦労しないように経験を伝えていきたいですね。

◼️ 会社で“フェス”?!

コロナ前はイベント会社に依頼して焼肉をしたり、100人くらい入る会場で忘年会したりもしていました。そろそろそういうのを復活させたいねぇっていう話をしています。やれる方法を考えようってことで出ているアイディアがキッチンカー10台くらい呼んで野外で飲めるイベントです。まさにフェスですね。そういう社風の会社です(笑)。

経理部 部長/勤続年数20年以上
H(60代・男性)

会社の根幹を担う大切な役割

◼️ 自ら積極的に関わっていく姿勢で

私の仕事はマニフェストへの対応や請求書、売掛金・買掛金の管理、経理部に所属するメンバーのサポートなど、経理・部署全体に関する様々な業務を担当しています。決算書は会計事務所の先生に依頼。マニフェストとは委託された産業廃棄物の内容・処理業務をいつ完了したか、といった廃棄物の処理が適正に実施されたかどうかを確認するために作成する書類のこと。私たち排出事業者が交付します。このマニフェストを元にお客様に請求を行ったり、売掛け金の管理を行ったりしています。経理部は、私以外は女性が4名。お子さんのいらっしゃる方も多く、頼りになる方ばかりです。

経理と言えば月末月初に残業が多いというイメージがあるかもしれませんが、当社の場合は基本的に残業が少ないです。あっても月末にちょっと忙しくなるくらいで、ほとんど定時で帰ることが多いです。請求書の作成など作業量が多くなる仕事もありますが、みんなで手分けしてテキパキと進めることで、時間内に終えることができています。

当社の経理の仕事は、モクモクと作業をするだけではありません。たとえば現場の所長さんとコミュニケーションをとり、ズレのない請求書を作成することも仕事のひとつ。1つの現場からは様々な廃棄物が出ますので、予定していなかった別の廃棄物が混ざっていたり、想定していた量とは異なる量になってしまうこともあります。そのため、当初伺っていた内容と実際の産廃の内容が違い、その結果請求金額に差異が生じることも。そんな時には私たち経理から現場の所長さんに直接確認を入れ、正しい金額になるように調整します。経理だからこそできる仕事であり、やりがいに感じる瞬間です。

また、最初から適正な価格で請求が行われるように、運んできた産廃の写真を撮り、お客様の主張と照らし合わせるなど対策を講じています。私たちが適正な価格を提示することで、円滑に仕事を進められるような環境を作る。そのために当社の経理は、受け身で待っているだけではなく、自分たちから積極的に関わっていく姿勢が大切です。

◼️ IT化を推進中。
ますます働きやすい環境に

現在、各種書類の電子化、IT化をどんどん進めています。しかし、まだまだ改善の余地はあると思っています。私たちの作業効率が良くなれば、もっと多くのお客様の経理処理に対応できるようになり、ひいては会社の発展につながります。今以上に働きやすい環境にするために、どこをどう改善していけばいいか?経理部のメンバーたちと話し合い、出てきた案を形にしていってほしいです。そういう意味でITに強い方を大歓迎します。当社のIT化推進を牽引していってください。

当社の経理は、文字通り会社の根幹を担う仕事です。他の職種同様、全社員の生活を支える大切な役割を担っているといっても過言ではありません。それだけにやりがいのある仕事ができます。「経理が会社を支える」。その醍醐味を感じたい方はぜひチャレンジしてください。

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